冬季限定で行っておりますライトキンメ釣行会も今回で20回を迎えることが出来ました。
2月6日(金)に上州屋新宿店の本間氏・板橋店の古谷氏・神田駅前店の長澤氏と毎回参加の常連さん、初参加者1名を加えた9名にていつもお世話になっております剣崎・成銀丸の山田正美船長にお願いして開催してきました。
前日都心では雪が舞い、予報では都内でも最大10cmほどの積雪が予想されていたため各参加者が現地入りが出来ないのでは?と心配しておりましたが予報に反して積もるほど降らず無事に開催することが出来ました。
定刻7時、ポイントへ向けて出航。
弱い北風と前日に沖を通過した低気圧の影響でウネリがありましたがこの時期としてはマズマズのナギでした。最初のポイントは以前、釣行会の際に良型の多点掛けをしたことのある近場のポイント。
潮回し後、西から東へトロトロと流れる潮に乗せて第1投目の合図。
前から順番投入となりましたがここで私はアクシデント発生。
投入した仕掛けの針が何と右手中指にグサリ!!
あの太いムツバリ17号のカエシの先までしっかりと入ってしまいました(泣)。
とりあえずその1本のハリスだけ落として仕掛けは海中へ投入。
ハリの刺さった指からは血がダラ~と出ていましたが実は何度も経験しているので痛みをガマンして一気に引き抜くしかないと知っていたので歯にはさみ、息を殺して一気に引き抜くと取れた~。
参考までにハリが刺さった患部と言うのはすぐに筋肉が堅くなってしまい時間が経つと自分では抜けなくなってしまうと漁師に教わってから刺さった際には間髪入れずに息を殺して一気に引き抜くのが良いのです。
ただ、あまりにも深く刺さってしまった場合は急いで病院へ。
と、言っても沖に居たら行けないですよね~。
ハリが刺さったまま1日過ごすのも痛いですし(泣)。
血はかなり出ましたが事なきを得て仕掛けは着底。
水深は340m。
着底後、急いで40m上げてからゆっくり仕掛けを送り込んで行く釣り方。
すると、海底から40m上げた地点で早くもアタリがきました。
追い喰いを待ちながら船中を見て回るが私以外にアタリがありません。
続く様子がないため早めに船長から巻き上げの合図。
上がってきた仕掛けには30cm級のキンメが2点掛け。
この流しは船中2枚のみでしたが着底後40m上げたのは私だけで他の同船者はせいぜい20mしか上げていなかったようで船長に40mでアタッたことを伝え、私も思いきって高めのタナを探るようにとの指示。
2投目も流し換えだけしてほぼ同じ場所で投入合図。
すると、私の仕掛けは260mに差し掛かった辺りで止まってしまいました。
水深340~350mで260m付近にて止まったとなるとサバの群れに捕まってしまったと疑いましたが『もしかしたら?』と思いとりあえず巻き上げ開始。
すると上がってきたのはキンメです。
それも35cm級主体の5点掛け。
巻き上げ途中でバレたと思われるエサが取れてしまっていたハリが3本もあっただけに7、8枚掛かって仕掛けを止められてしまったようだ。
タナは海底から何と80~90mも上。
喰いが活発な日ほどタナは高いものである。
他の人にも260m付近でキンメがアタッたことを伝え、海底付近を攻めていては数が掛からないので思いきって
100m位あげるように指示。
しかし、海底から100mと頭ではわかっていても実際に経験が無いとなかなか勇気がいること。
そこで思いきって上げられた人にはキンメがヒット。
中途半端に30~40mしか上げきれなかった人にはメダイ・スミヤキが掛かるもののキンメは無反応。
次の流しからは海底までオモリを着けずに上から直接止める方法に。
これが大正解。
日が高くなってからは多点掛けこそないまでも流し換えの度にポツポツとアタリが続き最後の流しまで誰かしらにヒットしている状況に上州屋神田駅前店の長澤氏には良型クロムツまで交じり13時半に終了。
私の釣果はキンメダイ25~39cm13枚・アコウダイ30cm1尾・サバ多数と最高の釣果に。
全体釣果もオデコが1人出てしまいましたが0~13尾で船中60枚。
最大は近場にしては最大級と思われる44cmや40cmオーバーのみ4枚の人も。
他には美味い高級魚のスミヤキや最大3・5kgのメダイなども上がり各自クーラーも賑やかになりました。
オデコだった人の敗因は仕掛けのバランス。
伊豆半島や島回りのヘビーキンメの経験豊富な方で今回自作してきた仕掛けはその経験を生かしてムツバリ19号×ハリス18号×モトス28号と言った物。
釣り方のアドバイスを送った時にはリールを操作してキンメの反応が濃いタナに入れてあげたりしてみたものの全くアタリ無し。
終了直前に仕掛けを並べていて初めて気付きました。
私の釣行会の参加は今回が初めてではなく何度か参加している方で出船前にも仕掛けについては何度もアドバイスを送っていたのですが・・・。
いくらそう言われても伊豆半島と東京湾口、同じキンメダイを狙うに当たってそうは違わないだろうと自己判断して挑んだ結果、オデコになってしまったようです。
初参加の方にも使っていただき確実に釣果を得ている実績のあるも私のオリジナル仕掛けを1つ譲りましたが時すでに遅し。
今回の事を教訓に次回はリベンジを誓ってくれました。
ライトキンメ釣行会は来月以降も予定しております。
リピーター参加者のみで定員に達してしまう際もありますが空きがある際にはご参加いただけます。
ご興味のある方はメールにてどうぞ。
当日の使用タックル
竿・ミヤマエ・レッドドラゴン 230LM
リール・ミヤマエ・コマンド Xー4
道糸・ゴーセン・メーターテクミーSP 8号
仕掛け ・池田健吾オリジナルライトキンメ仕掛け 14本バリ (プロトタイプ)
幹糸 ・下田漁具 キンメ一番 16号 ハリス・下田漁具 キンメ一番 10号 70cm
ハリ ・下田漁具 ムツ針下田型 17号
フジワラ 深場用リング S
オモリ フジワラ・スカリー 赤250号
エサ 釣房商店・バリ喰いイカ 赤 同・コノシロ切り身
紫外線本舗・紫外線イカ
オリジナル色染めイカ 青・緑・紫など