スルメイカの子供であるムギイカは麦の穂がたれる頃に釣れることからこう呼ばれているが関東周辺では若干早くからシーズンインすることが多く4月下旬から釣れ出すことが多い。
食べて美味しいことから人気が高いがこの釣りのメッカである小田原沖では今シーズンも4月25日頃から突然姿を現し始めた。
ゴールデンウィークの賑わいが落ち着いたであろう5月9日(月)イカ釣りファンには「釣らせる宿」と絶大の信頼がある小田原港・坂口丸へ釣行した。
連日爆釣の報に平日にも関わらず22人が集まり5時出船。
まずは港から航程3分の水深40mで反応が見つかりスタート。
第1投目は仕掛けが海底まで落ちないうちにイカが乗り3点掛けと幸先の良いスタート。
続いては6点掛けと一昨日の220杯と言う大爆釣の再来か?と期待が膨らんだ。
しかし、3投目で3杯付いたのを最後にバッタリとアタリが遠のく。
船中空振りの連続に溜まりかねた船長は真鶴沖へ移動を決めた。
岩港沖の35m付近ではポツポツのノリだったが福浦沖へ移動した10時頃からは1~2杯掛けの連続ながら終始アタリが続いた。
沖にはかなり赤潮が出ておりそれが沿岸に達した12時以降はアタリが減ったがすでに60杯を越えていたのであとはツノのサイズを変えたり直結仕掛けにしたりと色々試して13時沖上がりとなった。
結局ムギイカ15~25cm63杯と充分楽しむことは出来た。
トップは鉛ヅノ手釣り直結仕掛かを行なった常連氏で99杯。
63杯は竿釣りではトップだった。
あまり得意ではないイカ釣りにおいて好釣果を生んだ要因は2つある。
1つはツノ。
ムギイカは獰猛で好奇心が旺盛なためアピール度の高いやや大きめのツノや幅のあるツノが良く11cmツノを使う人が圧倒的多い中で私は14cmを使った。
もうひとつのポイントは爆釣オレンジパイプです。
ヤリイカやマルイカ釣りの際にも度々爆釣を繰り返し雑誌やネットの口コミでも噂になり今ではイカファンの間では知る人ぞ知る人気アイテムになっている「爆釣オレンジパイプ」を今回も1~2cmに切りツノの頭に被せましたがニゴリ気味だった潮色ともマッチしたのか今回も大当たりでした。
途中、1本おきに付けてみたりもしましたが乗ってきたのは全て爆釣オレンジパイプが付いているツノでした。
これにはご存知でない隣に座った釣人もビックリした様子で尋ねてきたので試しに爆釣オレンジパイプを分けてあげた後から好調に釣果を伸ばし結局40杯で満足しておられました。
イカ釣りがあまり得意ではない私でもこの2つのポイントにより釣果を伸ばすことが出来ました。
皆さんもイカ釣りの際にはぜひお試しください。
さらに詳しい情報はHP「池田健吾の爆釣天国」・「池田健吾の爆釣天国ブログ」をご覧下さい。