連日暑い日が続くので涼を求めて8月8日(月)真夏でも冷たく澄んだ水が魅力的な群馬・上野村を流れる神流川へ上州屋渋谷店スタッフM氏、釣友のI氏と共に釣行した。
神流川は国土交通省が管轄する関東の河川のなかで水質が最も良い河川に平成16年~19年まで4年連続選ばれ今年また返り咲いたまさしく清流と呼ぶのにふさわしい河川だ。
ただ、残念なことに釣行前日に強烈な夕立が降り現地に着くと川は茶色くニゴッていた。
そのニゴリはギリギリ友釣りになるかどうかのレベル。
行きつけの黒沢オトリ店店主と相談して水深の浅い淀川エン堤上流に向かった。
釣り場に着き道具を降ろしていて気がついた。
何と、アユベストを自宅に忘れてきてしまったのだ。
ポケットの中には仕掛け、ハリをはじめ色々大事なものが詰まっている。
一瞬、目の前が真っ暗に。
「あ~ぁ、終わった~」ただ、バックの中にシーズン初期に使った極細のメタル0・03号や尺アユ用にと常備している0・15号以上などはいくつか入っていた。
これでやるしかない。
大は小を兼ねると迷わず0・15号を選択。
ハリも6・5号の予備が少し有りこれを大事に使うことに。
くよくよしても仕方がない、あるものでやるしかない。
気持ちを切り替え大失態にも負けず開始。
しかし、ニゴリと増水により本来の追いが全く見られない。
午前中3時間やって私が3尾、同行者はそれぞれ1尾ずつの貧果。
昼食後、やや上流にある漁協前に移動。
この日も今シーズン愛用のショートロッドであるがまかつ・伸徹Ⅱ71→81を使ったが連日攻められ続けているであろう流芯を外した瀬脇狙いがズバリ的中。
14時を過ぎた頃からようやく水が澄みだし同時に神流川本来の追い気の強いアユがオトリに次々アタックを始めた。
しかも背の張った22~23cm良型揃い。
2時間で14尾を上げて調子付いたが突然辺りが真っ暗になりすぐ頭上で雷鳴が響きだした。
急いで中断。
その後3尾追加したところで再び雷と今度は大粒の雨も降り出しあえなく終了。
色々あったが結局20尾を釣ることが出来とりあえずは形になった。
同行者も5尾・7尾と上げ、何より大自然溢れる神流川の魅力に感動しきりだった。
8月末になると25cmオーバーが頻繁に顔を出すようになり今年も豪快な大アユ釣りが楽しめそうだ。
この模様は東京中日スポーツの連載「池田健吾の爆釣天国リターンズ・楽々フィッシング」で近日中に掲載予定です。
発売日が決まりましたら当HPならびにブログでも発表しますのでお楽しみに。