解禁からちょうど1ヶ月が経過した7月24日(火)今シーズン4回目となる笛吹川釣行。この日は東京中日スポーツ釣り欄の掲載日と重なり近況を確かめるべく早朝に到着し川見をしましたが先週金曜日に降った雨の影響が残り水位は約20cm高、ササニゴリと言うコンディション。その影響があってか先週末から目立った釣果がなく釣友やいつもお世話になっているオトリ屋フィッシングショップアメミヤさんの期待を背負ってプレッシャーを感じながら前回67尾の大釣りをした根津橋上流スーパー前のポイントへ。上流に2人の釣り人が見えましたが先々週までの大混雑がウソのように空いていました。見た目にもニゴリが残る中にオトリを放ちましたがなかなか追いが見られません。最初のガツンは約20分後。瀬尻で止めておいたオトリを追ったのは16cm級。水位が高いため押しが強く前回好調だった瀬にはオトリが入れられなかったが野アユに換わったところで再度チャレンジしてみると何とか底石近くまで沈みました。恐るべし比重のあるタングステンラインの威力!するとやはり思い通りの場所にオトリが入れば結果はついてきます。強いアタリで掛かったのは19cm級。さらにオトリを流芯へ進めることが出来ました。日下部病院駐車場前からスーパーまでを釣り歩き8尾上げたあたりで突然水位がさらに上がってきた。ダムの放水量を増やしたか何かでしょうがそれまででも十分高いのに予期せぬアクシデント。昼飯休憩にしてしばしクワガタ探し。これはアユ釣りのようには上手くいかずボウズ。その後川に戻り様子をみましたがニゴリは変わらず。気になっていた喜多八前の瀬もあまりに水位が高くどうにもならず。橋ギリギリの瀬尻を泳がせて3尾追加するのが精一杯。ニゴリもとれないので下流部に移動することに。
車で下ると神徳橋上下に1人ずつ入っていたのでこの場を諦めてニゴリの無い支流の日川を攻めてみることにしました。日川は放流量こそ20kgと少ないのですが増水時には本流よりも澄むのが早いため避難したアユが差して来るので増水後はチャンスの事もあります。それを知ってかパッと覗いただけでも本流よりも多い6人が竿を出していました。新日川橋上流にかろうじてハミアトがあるものの全体的にはハミアトが少ない中、試しに泳がせて見ると澄んだ流れの中から黒い影が飛びかかった瞬間『ガツン』。一発で掛かったのは本流から差してきたと思われる幅広の21cm級美形アユ。これをオトリにやや強い流れに押し込んで同形がヒット。その後も狭い流れなので1ヵ所でまとまって掛かるポイントはありませんでしたが3時間かけて橋1本分を釣り歩き、途中地元の釣友が応援(?)に来てくれてしばし休憩をはさみながら18時過ぎにアマゴがヒットしたところで終了。結局午前中に本流で釣ったものと合計で14~21cm27尾と解禁直後に比べたら数はだいぶ少なくなりましたがコンディションを考えれば型も良くなって十分満足のいく釣果でした。笛吹川も解禁から1ヶ月が経ちましたが今シーズン4回釣行しそれぞれ46・47・67・27尾の合計187尾で平均46尾強。これは私も長年通う笛吹川ですがこれほどまでの好スタートを切ったシーズンは近年ありません。今後多少数は減るものの8月に入れば笛吹川名物の大アユが楽しめ9月には下流部で尺オーバーも期待できます。昨年は9月に襲った2度の台風による大増水でシーズン終了と言う残念な結果になってしまっただけに2年ぶりの大アユ釣りが今から楽しみです。
当日のタックルデータ
竿 がまかつ・シルフィード引抜早瀬 81
天井糸 がまかつ・鮎天井糸 フロロ 0・6号
水中糸 ゴーセン・アユ感激プロヴィンテージ 0・05号
付け糸 がまかつ アユツケ糸 0・3号
ハナカン がまかつ・頂上ハナカン 7号
サカサバリ がまかつ・一番サカサ2号
ハリ がまかつ・てっぺん 7号