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魚種多彩。秋の西伊豆・土肥港   2010.11.24

現場写真
現場写真

秋も深まり水深の浅い堤防周辺では釣果を望むのが厳しいシーズンになってきました。
そんなこれからのシーズンにオススメしたいのが西伊豆の堤防。
交通の便が悪い為なかなか足が向かないという人も多いそこを頑張って釣行すれば行くだけの価値のある釣果が期待できます。
今時期の狙いはメジナ、ソーダガツオ、マダイ、カサゴ、スズキ、アオリイカ、シロギスなど実に多彩。
11月24日(水)弟子を連れて釣行してきた。
実は先週16日も東京中日スポーツの取材でカゴ五目釣りで釣行し小型マダイ、クロダイ、ソーダガツオ、スマガツオ、メジナの五目を達成し気分を良くしての再釣行だ。
早朝に到着すると予報に反して北東の風が強く吹いていた。
堤防上に上がるが立っていることすらままならない状況。
ゆっくり用意をしながらも少し様子を見た。
なかなか止まない風にいらだちを隠せず釣りを開始するが風速12mを越えているため竿をあおることも出来ない。
そんな風がやや落ち着いたのは10時頃。
それでも10m近い強風の中キャストすると波間に漂うカゴ釣り用ウキが「ズドン」と消えた。
強い引きをかわして寄せたのは40cmを楽に越える丸々としたヒラソーダ。
先週も釣って帰ったが今の時期は脂乗りバツグンで本ガツオ顔負け。

現場写真
現場写真

続いて25cm級メジナ、同型マダイと連続ヒットでホッと一安心。
上げ潮に変わり再び風が強まる。
釣りずらい中、一気にウキが沈むアタリが来てアワセを入れると今日一番の強い引き。
青物のように左右に走るわけではなく下に突っ込む引きは正しくタイ系の引き。
先週は40cmオーバーのクロダイ、マダイを上げてはあるが3号ハリスを根ズレで切られた苦い経験もあり慎重にやりとり。
そして上がってきたのはシマ模様も消えかかったキロ弱のイシダイ。
2週目にしてタイ御三家全制覇!気分を良くして再開すると直後にヒラソーダがヒット。
そして日も傾き始めた16時過ぎ、これまでとは明らかに状況が変わりだした。
二人共上げてきた仕掛けに付けエサが残ってくるようになり潮もだいぶ上げてきたのでこれまでよりタナを深くして一発大型狙いに。
すると、同行の弟子にアタリが出て上がってきたのは手のひら級のマダイ。
続いて私にもリリースサイズながらマダイがヒット。
「狙いは合っている」と信じ日没まで狙うことに決めた直後に投じた弟子の竿に大きなアタリが来た。
いきなり手元まで伝わるアタリに最初はソーダガツオかとも思ったがやりとりに入るとあきらかにタイ系の引き。
何度も根に潜ろうとしたが何とかかわして浮かせたのはマダイだ。
テトラに降り慎重にタモ入れしたのは47cm・2キロ弱のマダイだった。
写真撮影後には辺りも真っ暗になりこれで納竿。
結局マダイはこれを最高に手のひら級リリースサイズ含め計4枚、ヒラソーダ41~44cm5本、メジナ23~28枚と大満足な釣果だった。
また当日、港内でアオリイカを狙っていた人は1・2kgを上げており堤防上のあちこちに墨跡があることからアオリイカも絶好の狙い目だろう。