先週週中辺りから川のコンディションは最高潮に達し全川で絶好調中のホームグラウンドであります山梨・笛吹川へ7月3日に行って来ました。前日までの予報が一変して午後からは雷雨になるとの予報が出てしまって多少の雨は覚悟していましたがフタを開ければ開始1時間ほどで降りだしてしまいそれからはと言うものほぼ1日降り続けてしまう生憎のコンディションとなってしまいました。ただ、雨予報の平日にも関わらずたくさんのアユ釣りファンが入っておりました。到着早々にいつも通り最下流部の石和橋付近から川見を開始しましたが先週水曜日とは違い水位も平水よりマイナス3cmまで下がりニゴリもありませんでした。川の中を覗くと先週はほとんど着いていなかった新アカが一面に着いていて所々にハミアトも確認出来ました。各ポイントが好調とあって場所選びに非常に迷いましたが川岸を走り最も人もまばらな大野桑戸橋上流に入ろうと車を停めるとタッチの差でグループで来たと思われる4人が先を歩いていくのを確認。この辺りは分流で川幅が狭いため先行者が4人もいると厳しいのでその場を諦め少し上流の根津橋へ。ここも橋上から見ると5人入っていましたが2本の流れがあるので心配いらないと思い決定。川に降りて水温を測ると16℃とやや低めだがハミアトが確認出来たのでまずは元気な野アユを確保しようと瀬尻を泳がせ釣りでスタート。すると手放して5秒、3mほど先で『キラッ』と光ったのと同時に目印が走りヒット。17cm級の野アユを30秒でゲット。幸先良くスタート出来た事でいつも通りのマイペースに持ち込めた。実はこの日は病み上がり。先週以来体調を崩し38℃越えの発熱で土曜日には病院へ。以降も37・5~38℃を行ったり来たりで家族からは『こんな状態でもアユ釣りに行くの?』と半ば呆れられていた。アユ釣りファンなら誰しもそうだと思うがたとえ熱があっても足が勝手に川の方向へ行ってしまうのがアユ中毒たる由縁。『川へ入ると体調が回復する気がするんだ』と言って出掛けて来た以上はタップリ釣って帰らない との思いだった。元気な野アユを確保してからは段々瀬を得意な上飛ばし釣法で攻めた。上流に向いてオトリを操作する上飛ばし釣法では掛けたアユをポイントから素早く出す事が出来るため好ポイントを荒らさずに釣りが出来るため小場所での数釣りが可能。15~16cm級の小型が中心だが実に入れ掛かりペース。時には石に腰かけたりといつもより大人しめにのんびり楽しんでいると11時頃には早くも雨が降りだしてしまった。レインコートを取りに一旦中断して車に戻り12時前に再開。
水温が18℃になったのを見計らって浅いチャラ瀬も攻めてみるとここでも好追い。1時間ほどで10尾以上上げてやや下流へ。流れのあたる流芯にコンクリートの人工石が沈んでいるいかにも良型が居そうなポイントでオトリを止めていると『ガツン!』と激しいアタリ。良い引きを楽しみ引き抜いたのは21cmの良型。その後も鉄橋下の深トロで泳がせ釣りを行いプチ入れ掛かりを満喫。雨がやや激しくなってきた15時頃からは水面を雨粒が叩いて警戒心 が薄れると思い流れの弱い浅トロに入って再び上飛ばし釣り。この読みがズバリとハマり時速10尾ペースで掛かった。そして16時半に先週の46尾を1尾クリアした47尾に到達したところでいつもよりかなり早めに納竿とした。47尾の内訳としては4月の一番放流物と思われる21cm・20cmが各1尾で2回目放流物と思われる18~19cmが7、8尾。それ以外は3回目放流物と思われる14~16cmが大多数を占めていました。今シーズンの笛吹川のアユは1、2回目放流がダム湖産系で3、4回目放流は県人工産F2です。県人工産F2アユは追いが良いのが特徴。あまりに掛かりが良いために早期に釣り切られてしまう心配もあるがもう1種類のダム湖産が控えているので今後はそれらが楽しませてくれそうです。オトリ、入漁証、詳しい河川状況はフィッシングショップアメミヤのHP(リンク参照)をご覧下さい。
当日のタックルデータ
竿 がまかつ・シルフィード引抜早瀬8・1
道糸
(泳がせ釣り時)
ゴーセン・アユ感激プロプレミアム0・03号3・5m
(引き釣り・上飛ばし釣り時)
同・アユ感激プロヴィンテージ0・05号3・5m
付け糸 がまかつ・鮎ツケ糸0・25号 上下共30cm
ハナカン がまかつ・頂上ハナカン7号
サカサ針 がまかつ・一番サカサ2号
ハリ がまかつ・てっぺん6・5号3本イカリ、4本イカリ