笛吹川のアユ釣りもいよいよ中盤戦に差し掛かり例年のデータではそろそろ下流部で良型が追い出す頃かと気になり7月30日(月)三川合流点と今シーズン初めて鵜飼橋上下を攻めてみました。ただ、下流部は水温が著しく高いためまずは高水温に耐えられるオトリを確保するべく実績が高い根津橋上流のスーパー前で元気な野アユを確保することにしました。連日35~38℃と言う酷暑で水位も下がり平水を4cm下回ってアカ腐れも進行していました。それに伴いアユのプレッシャーも相当高く、暑かったですが川には入らず対岸寄りを静かに上飛ばし釣法で攻めるとポツポツとヒットし午前中はスーパー前から喜多八前の荒瀬を攻め何とか9尾確保し車で下流部に移動。昼過ぎに桑戸橋付近の様子も見ようとまずは水温を測ると何と27℃。これはアユの適水温をはるかに越えており場合によっては全ての野アユを死なしてしまいかねない。そこで普段は水温が低い先週好調だった日川へ避難。しかし日川も水温は同じ27℃台。仕方なくオトリ缶を深みの流れの当たる場所に沈めて付近を探るも先週よりもだいぶ水位が下がっていて全くアタリ無し。2時間釣り歩いて何とゼロ。一番暑い最中で少し早い気もしましたが14時過ぎからは三川合流点へ移動。ここは水温28℃とさらに厳しい状況。しかし川の中を歩くと至るところにハミアトが見られ時間によっては掛かりそうな予感がしました。水深20cm程の瀬肩を泳がせるとすぐに『ガツン』引き抜いたのは21cm級の美型アユ。ただ、すぐにハナカンを通して手離すがあまりの高水温の為アユが潜らずにすぐに浮いてしまう。このような時は流れの弱い浅場で泳がせ釣りを行うしかない。しかし、このような場所はアカ付きが良くありません。かろうじてカケアガリになった場所でオトリが潜ったので静かに止めて待つと『ガツン』これも20cm級。
ここでは1時間半で7尾上げていよいよ今シーズン初の鵜飼橋上流へ移動。水温は何と29℃ともはやぬるま湯状態。三川合流で釣った野アユにハナカンを通して急いで泳がせるがアタリがない。すると、橋のすぐ上に差し掛かった時いきなり『ガツン!』引きを味わいながら引き抜いたのは今シーズン最高の22・5cm。続けて21cmもヒットし29℃もある割には追いが活発。ただ、アタリがあってもハリ掛かりしないケラレも連発。ハリを7号までしか用意していなかったのが悔やまれた。結局、鵜飼橋下流まで釣り歩きもう1尾22・5cmを追加して納竿。結局15~22・5cmが21尾と数は伸びませんでしたが高水温の悪コンディションにしては良かったと思います。下流部ですが今までほとんど釣り人が入っていない事もありまだ手付かずのポイントが一杯存在します。問題は水温で甲府盆地特有の酷暑が続くと水温も28℃を越えてしまいます。22~24℃で収まってくれればもっと追いが良いと思われます。夕立でもあって水位が多少増えれば水温も落ち着くと思われます。今年も8月に入れば25cm級も姿を現すと思われ9月にはさらなる大型が期待できそうです。
当日のタックルデータ
竿 がまかつ・シルフィード引抜早瀬 81
天井糸 がまかつ・鮎天井糸 フロロ 0・6号
水中糸 ゴーセン・アユ感激プロヴィンテージ 0・05号
付け糸 がまかつ アユツケ糸 0・3号
ハナカン がまかつ・頂上ハナカン 7号
サカサバリ がまかつ・一番サカサ2号
ハリ がまかつ・てっぺん 7号