3月1日、我がホームグラウンドである山梨・笛吹川水系の渓流釣りが解禁を迎えました。
都心は比較的暖かい朝になりましたがさすがに山は寒く日陰には例年以上の残雪がありました。
それでも気温は2℃と例年の解禁日に比べたらだいぶ暖かい方でしたが水温は2・7℃と極めて低く朝の内は活性が低く喰いが良くありませんでした。
前日まで最初の1尾目をどこで釣ろうかさんざん悩みましたがまずは良型のイワナに逢いたくて日川水系の小さな沢に入りました。
解禁日と言うこともあり普段はめったに釣り人に出会わない小さな沢にも関わらずあちこちに車があり所々に釣り人の姿が。
ただでさえ川幅1~2mで水量乏しい沢ですから先行者が居た場所は釣りになりません。
最初のポイントは30分ほど釣り歩いたものの全くアタリが無くどうも変だと思ったら雪の上に足跡がありしばらく登ると上流から一仕事終えた釣り人が降りて来ました。
後追いしてしまったのです。
急いで竿を畳み場所移動。
2ヶ所目は幸い釣り人の姿はありませんでしたがいくら低水温にも強いイワナとは言え2℃台の水温では動きが悪いようでなかなかアタリがありませんでした。
ようやく最初の1尾目に出逢えたのは1時間ほどしてから。
大石裏を丹念に流すと『ツン!』と小さなアタリがありアワセも決まってヒットしたのは22cmの天然イワナでした。
竿は今年がまかつから新発売された渓流竿「幻我」源流45を使いましたが軽さの割りに
パワーがあってボサの多い狭いポイントからもいとも簡単にイワナ、アマゴが水面を
割ってきました。
これなら尺イワナが掛かっても安心してやり取りできそうです。
その後3ヶ所ほど釣り歩き昼前までにイワナ7尾、アマゴ3尾を釣り午後からは西麗の支流へ移動。
最初は入渓しやすい鼓川へ入りましたがここは道路と平行した流れのため誰でも竿を出しやすくあちこちに釣り人の姿があって完全に出遅れ。
天然物にこだわり放流地点よりだいぶ上流へ入り竿を出すと1投目からアタリがありましたがこれは15cmほどのチビアマゴ。
ここでは15~16cmのチビアマゴばかりだったのでさらに上流へ移動したもののイワナもチビばかりで時期早の様子で昨年良い釣りが出来た兄川上流部へ移動。
ここも道路と平行して入渓しやすいですが鼓川よりも石が大きいため魚が多く残っていて広範囲歩けばそれなりに釣果を得られる渓流。
期待通りに20cm級イワナに混じってまだサビが残るものの最大24cmの天然アマゴもヒット。
15時頃から雨が降りだしてやがて本降りに。さらに釣り歩けば数が出そうな雰囲気でしたが残雪の上に居てかなり冷えてきたため16時で納竿しました。
結局イワナ22cm頭に12尾、アマゴ24cm頭に9尾と最高な釣果で2013年シーズンのスタートが切れました。
暖かくなれば魚も瀬に出だして笛吹本流も面白くなりそうです。
なお、エサには今回釣房商店から手配できる活川虫とブドウ虫各種を使用しましたが断然川虫にアタリが多かったです。
上州屋各店にて「釣房商店の活川虫」と注文すれば客注対応で入手できますのでぜひ使ってみてください。