笛吹川のお隣、甲州市勝沼の39・1℃と言う観測地点で全国第1位の気温になった中、7月9日(火)
今までに体験した中で最も暑かったであろう体温より暑い中での非常に厳しいアユ釣りをしてきました。
それはまさに猛暑、酷暑を通り越し、まさに殺人的暑さでした。
まずはいつも通り、水温を計りながら下流側からしっかり川見をしてハミアトを探しました。
連日の猛暑で水位がかなり下がり市役所前より下流は所々に水草が伸びて釣りずらそうな状況でしたがハミアトは多くアユの魚影は確認出来ました。
一雨来て水草を流してくれたら最良のコンディションになりそうでしばらく様子を見守りながら待とうと次のポイントであります鵜飼橋周辺を見た後でオトリを購入しにフィッシングショップアメミヤへ。
最近の状況を伺ってさらに上流を見に行きました。
桑戸橋から老人ホーム前にかけては所々に釣り人が入っておりましたのでその上の神徳橋付近に入ることに。
この辺りの水温も9時の時点ですでに23・5℃。
ハミアトも所々に見られましたが日曜日に入った地元の釣友とアメミヤさんの話を総合すると朝のうちは何故か追いがあまり良くないと言っておりました。『ほんまかいな?ポイント次第で掛かるんじゃないの?』とたかをくくっていましたがスタートして10分経っても20分経っても一向にアタリがありませんでした。
ハミアトはありたまに魚影が目に映るにも関わらず掛からないのは釣り方なのか?時間なのか?
瀬肩のアカの良い場所を選んで泳がせ釣りをしていると開始から30分ほど過ぎてようやく『ガツン!』と目印がぶれました。
引き抜いたのが20cm級。
続いてはギリギリオトリになるかどうかと言った13cm級。
10時を過ぎる頃になってようやく追いが活発に。
途中かなり強いアタリからヒットしたのは今シーズン最大となる22・5cmでした。
午前中で15尾釣って昼飯休憩。
午後にはさらに上流の根津橋付近まで歩きました。
この頃には気温も39℃に達して 水温も27℃台に。
すると、ここで1尾と想定しているポイントにオトリを突っ込んでも無反応。
そんなことが何度か続いているうちに高水温からオトリが弱ってしまいます。
1ヶ所での連発が無く歩いて1尾、また1尾とまるで土用隠れの時のような釣れ方で納得出来ずに思いきって朝のうちに川見をして魚影を確認していた鵜飼橋まで移動することに。
着いて急いで川へオトリ缶を沈めるとビックリするほど温い。
水温計が示した水温は29・5℃。
とてもじゃないがオトリが持たない。
流れに当てたが缶の中のアユはみるみるうちに弱っていきました。竿を出すのを辞めて慌てて引き上げて車に乗り込み再び急いで上流へ。
この間にオトリはダメージを受けて弱り神徳橋に戻った時にはまともに泳ぐオトリがいなくなってしまいました。
回復を図りながら流れの弱いチャラ瀬で騙し騙し泳がせること30分でようやく18cm級が掛かりこれに替えてから再び釣りを開始。
東京中日スポーツ釣り速報欄に釣果を入れるため締め切り時間の16時40分の時点で数えてみると23尾。
しかし、17時を過ぎると水温が少し下がり始めてこの後本来の追いが見られました。
ハミアトが朝からたくさん見えていたものの水深が浅く掛からなかった分流のザラ瀬で連発開始。
しかも、型が18~20cm級揃い。
結局18時まで入れ掛かりを楽しみ38尾でフィニッシュ。
途中、無駄な移動をしていなければオトリを弱らせることも無くもう少し数が伸びていたかと思うと残念でなりませんでした。
現在の笛吹川は渇水に加え、所々水草が伸びでおります。
それ以上に昨日のように水温がとにかく高くなります。
朝は22~23℃位の水温でも日中は27~28℃になり鵜飼橋では最高30・2℃を指していました。
特に11~16時位まではオトリの管理に気を配らないと釣りになりませんので気を付けてください。
具体的にはオトリ缶は流れの良く当たる川底に沈めて石を乗せてなるべく日光が当たらないようにしてあげること。
また、釣りをしている際もオトリ船を腰から下げて流れに浮かせておくと中のアユは全て弱って使えなくなります。
同じく流れの良く当たる場所に沈めておくようにしてください。
また、人間も熱中症に要注意です。
いくら注意をしていても体温を越える37~38℃の気温になるとフラフラしてきます。
適度に休憩を挟みながらなんならたまには川の中に肩まで浸かってしまう位に体を冷やしながら楽しんでください。
水分補給も忘れずに!
・当日のタックル・
・竿 がまかつ・伸徹 71→81
・水中糸 ゴーセン・感激プロヴィンテージ 0・05号
・付け糸 ゴーセン・感激フロロ 0・3号
・ハナカン がまかつ・くっきりハナカン 7号
・サカサバリ くっきりサカサ 3号
・ハリ がまかつ・てっぺん 7号 3本イカリ