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平成3年以来23年ぶり東京湾マダコフィーバー再来か?横浜港のマダコ   2014.06.24

現場写真 横浜港D突堤が今回の舞台
現場写真 開始早々から連発!

川崎沖と横浜沖での前2回の船釣りで例年以上の沸きを確信した東京湾のマダコですが、その後も勢いは止まらずついには平成3年の東京湾マダコ大フィーバーの再来を予感させる釣れっぷりになってきました。
オールドファンには懐かしい平成3年の東京湾マダコ大フィーバーとは今から23年前の6月に何の前触れもなく突然始まりました。
船釣りでは連日トップが100杯を越えて早上がり続出。
一方、堤防釣りでも20~30杯は当たり前で東京湾内の堤防・岸壁釣り場はマダコ狙いの釣り人で溢れかえりました。
市場価値が非常に高く食べても美味い東京湾のマダコは普段狙わない船までもがこぞって釣りまくりましたがその勢いは留まる事を知らずその爆釣劇は一夏を越えて約2ヵ月間続きました。
その当時、私も釣りを教わった祖父と一緒に横浜港に連日通っては毎回20~30杯ずつ釣りました。
あれから23年の月日が流れて再来した今年のマダコフィーバーです。
やはりマダコと言ったら真っ先に思い出すのが思い出深い横浜港で沖堤の様子が気になり24日(火)東京中日スポーツ釣り欄連載『池田健吾の爆釣天国』の取材を兼ねて山下橋・山本釣舟店からD突堤へ渡りました。
まずは長年の歳月で経て海底の根の変化があるので根の位置を捕らえるため広範囲にテンヤを投げて手で丹念に探りを入れました。
テンヤを小突く手に海底の変化が伝わり『ゴツ・ゴツ』と時々根掛かりするような根の荒い場所でテンヤを動かすとすぐにマダコが足先でテンヤを触る『ノペ~ッ』とした触覚の前アタリが伝わりやがて重さが加わる本乗りに変わったところで大アワセを入れるとハリ掛かり。
渋糸を手繰ると幸先良く0・6kg級のマダコがヒット。
一つマダコがいる根を見付けるとそこはマダコの巣ではないかと思うほどの乗りっぷり。1投1杯のペースで怒濤の6連釣。
マダコをこんなペースで釣ったのは私の長い釣り人生の中でも23年前のマダコフィーバー時以来。
これはもう事件です(笑)。
この日は単独釣行だったため釣果写真以外が撮れないため東京中日スポーツの担当記者でありますI氏に連絡を入れて今なら確実に釣れるから明日の朝一番で撮影お願いしますと頼むと出社前の10時までなら何とかして時間を作れますとの返事。釣れそうな場所にはマダコを残してさらなるポイント開拓へ。
第一新堤との間の水路周りも根が点在しており丹念に探りを入れるとここでもすぐに『ノペ~』とのアタリが。もう根さえあればどこでも釣れるような状況。
10杯目を上げた11時頃になって日が陰りだしたかと思うと突然雷鳴が鳴り響きました。
その瞬間、大粒の雨と共に突風が来て天気急変。
ご存知の方も多いと思いますがこの日は東京・調布市や市で大量の雹が降ったりゲリラ雷雨があった日で横浜地方も激しい雷雨に見舞われました。
避けるものの無い沖堤での突然の雷雨は悲惨なものでレインコートを来てただ、ひたすら耐えるのみ。
次の迎えの便が来るのを待って早上がりしました。
待ってる間に船着き場前で1杯追加しこの日は午前中のみで計11杯で終了。

現場写真 沖白灯やテトラ堤・ハナレ堤でも気配がアリアリ!
現場写真 初日は午前中だけで11杯
現場写真 25日は1・1kgもヒット

翌25日は朝から雷鳴が鳴り響く中での出船で同じくD突堤へ。
東京中日スポーツのI記者がカメラを構える前で最大1・1kgを含み短時間ながら4杯をゲット。
雷と雨が激しくなってきた10時で早上がりとしました。
2日間共に午前中のみで計15杯と十分過ぎる釣果に大満足でした。マダコ釣りの極意はとにかく根掛かりを恐れないこと。
私がこの2日間でロストしたテンヤの総数は実に11個。
東京湾ではマダコ爆釣を受けてここに来て狙う船も人も大変増えてきました。
根掛かりのないような釣りやすい場所のタコはすでに釣られてしまっているため根掛かりが多すぎて人がやらないような場所を狙うとまだまだ数が出ます。マダコの好む場所は海底がゴツゴツとした障害物周りや岩礁帯の中ですので根掛かりは付き物です。
高価なブランドダコを釣るためには多少の出費は覚悟して釣れる年にたくさん釣ってください。

・タックルデータ・
道糸 ヤマシタ・なぶら一番24号
先糸 ゴーセン・タコ糸14号 1m
ヤマシタ・タコオーロラ3号 赤、白など
テンヤ ヤマシタ・タコ掛けのりのり L40号
エサ・冷凍イシガニ